投稿日:2009-04-18 Sat
3強と言われている皐月賞。その中でも全勝馬で1番人気であろうロジユニヴァースを検証する。
まずは前走の弥生賞から。
同馬はラジオニッケイのレースが評価されダントツの1番人気。
ステップレースながら負けられない立場だった。
そこで横山典騎手が取った作戦は逃げ。
結果はスローに落とし楽々の逃げ切り。
しかし、実力があったのだから逃げなくても好位で進めても楽勝出来たのでは?
いや、逃げなくてはならない事情があった。
それは馬場。
当時の中山は内が伸びる馬場だった。
それは横山典騎手が一番分かっていた。
中山記念、オーシャンステークス、後に行われた中山牝馬ステークスとも全て内を回り勝利へ導いていたのだから。
しかし弥生賞のロジユニヴァースの枠は大外。
好位では外を回される可能性もあったし、内に入れても包まれて出られない可能性もあった。
この為逃げの手に出たのだろう。
対するセイウンワンダーは常に外を回り沈んでいった。
ロジユニヴァースは内が伸びる馬場&スローの逃げ、という2重に有利な状況を利用し勝ちにいって勝ったレースであった。
次に前々走のラジオニッケイ杯。
こちらは人気のリーチザクラウンに4馬身もの差をつける圧勝劇。
タイム、ラップとも優秀で馬場も特に有利に働いたわけでもなく純粋に強かった。
と言いたいところだが、出走メンバーに?がつく。
ラジオニッケイ後に勝利した馬が3頭しかいないのだ。
ロジユニヴァースにリーチザクラウン、そしてトップクリフォードだけ。
他はオープンでの好走や、500万を勝てていない。
自身で勝ちに行っての好時計だから他の馬は関係ないとも思われるが、他に重賞で好走出来る馬が居ればあれほど差は着かなかっただろう。
前走、前々走と回顧してみた結果、ブエナビスタのように絶対的に抜けている訳ではないと思う。
もちろん飛ぶとまでは考えづらいが、他の馬にも十分逆転の芽がある、ということを頭において馬券検討を行いたい。
スポンサーサイト
△ PAGE UP